うめざわ店装として

あなたは私を昔から知るお客様でしょうか?
もしくは、うめざわ店装のことを知人の方から聞かれて、このサイトにお越しになったでしょうか?

はじめまして、店舗サインの専門店「うめざわ店装」の梅澤卓人です。
1本目の本記事では、うめざわ店装として、私が大切にする信念。それから、多くの関係者様への感謝を込めた内容としました。

本来は商品やサービスの紹介などをすべきなのでしょうが、ほとんどの読者さまが私を知る今しかできない…ということで、私の内側を今回はお話します。完全に“noindex”ですが、読んでくださる数少ないあなたのために書きたいと思います。

目次

あえて小さく始める

私はこれまで、リピーターのお客様を大切に、お客様一人ひとりのご要望に沿った店舗や施設のサインを製作してきました。
カッティングシート、印刷物、スチレンボードパネル、木工什器、アクリル什器、アイアン什器など、
10年間、約1,200件以上の店舗づくりをサポートしてきました。

1,200件と聞くと、大きな数字と思われるかもしれませんが、10年で割ると1年で120件です。12か月で割ると、月に約10件の案件を手掛けていたことになります。

この数字からお分かりの通り、決して大きな数字ではありません。

そして、このたび新たに起ち上げた「うめざわ店装」は、製作所の規模として他とは比べ物ないほどミニマムな会社となりました。
スタッフの数は、私1人です。

とある親しい方からは「設備をたくさん導入し、従業員を雇って規模を大きくしなければ誰にも信用されないよ」という、厳しい意見をいただく場面も経験しましたし、ひどい裏切りも経験しました。
十人十色ですので仕方がないことですが、深く落ち込んだ時もありました。


事実、“規模=信用”は一部では必要なようです。ですが、客観的にみればどちらも信用はゼロからのスタートだと私は思っています
会社を大きく見せるため、必要以上の事業投資を行い、架空の信用を得たところで無意味だ。そんなことをすれば、投資分の回収に追われ、いちばん大切なお客様にご迷惑をかけてしまう。
それならば、うめざわ店装は架空の信用を捨てて、設備投資を最適化しよう。そう決心し行動しました。

必須だと感じた機材だけを導入した結果、現在は不自由なくとても身軽で快適です。

身軽とはいえ、印刷・カッティングシート・パネル・アクリル・木工・鉄工・梱包・発送を小ロットから大量生産まで、難なく対応できるシステムも完成しました。
このように話すと大抵、どうやってるの?という返答が帰ってきますが、それに対してはつねに“企業秘密です”と格好つけているわけですが…

そんな事情はさておき、小さく誕生した「うめざわ店装」がこうして順調に営業を続けられているのは、これまでご依頼いただいたお客様が評価してくださり、多くの方にご紹介くださったからです。
いつもありがとうございます。


それから、腕のいい信頼できる職人さんや作業場を提供していただいている関係者のみなさまに出会えたからです。

このように、たくさんの素晴らしい人間に囲まれ、恵まれた環境で仕事ができていることに日々感謝しています。
いつもありがとうございます。

これからもお客様の希望を叶えることに尽くし、職人さんとはぶつかり合い、苦楽を楽しみたいです。

まだまだ青く泥臭いですが、今の状況が心地よく幸せです。

技術を磨くよりも大切にしていること

私には、どこにも負けない、お客様目線で店舗サインを作り続けてきたという自信があります。

ここからは、うめざわ店装が考える「サインを作る際に大切にしていること」を話します。

「サイン」と言っても、おそらく、多くの方がパッと想像できないかもしれませんね。
サインとは、建物の入り口やフロアの案内などの看板のことです。ほかにも、ロゴマークなどのブランディングのためのパネルボードやポスターなども含まれます。

看板屋さん・大工さん・鍛冶屋さんという言葉を聞くと「職人さん」という言葉を頭に浮かべるのではないでしょうか?
サインの製作において、職人の技術はとても大事です。

ただ、うめざわ店装では、その「技術」よりももっと大切なことがあると考えています。

それは、お客様とコミュニケーションをとる力です。

インターネットの環境が整ったことで、お互いの顔を見ずとも、インターネット上だけで取引が完結する業態が増えています。
たとえば、サイン業界でさえ、のれんやポスターがメール1通で注文できる時代となりました。

ウェブ業界は特に顕著で、今では顔も声も知らない人からの依頼を受けて仕事をしています。

そんな便利な時代ですが、特注の看板や什器はメール1通で届けるわけにはいきません。
世界にたった1つしかない、あなたの理想を作るには。お客様の要望をしっかり聞くためのコミュニケーションが大切なのです。

誠に恐縮ながら、お客様はサインのプロではありません。
自分の頭の中にあるイメージを伝えたいと思っても、言葉がなかなか出てこないことが多くあるはずです。

だからこそ、私たちプロが、お客様の思いやイメージを感じ取り、「そうそう、そんなものを作りたかったんだ」という正解を一緒に作る必要があると考えています。
そして、そのために必要な力こそが、コミュニケーション力だと思うのです。

恩師のひとりであるベテラン職人の松本さんは私にこう話してくれました。

職人さん

いい仕事をする職人の“技術”なんて、職人ならもっていて当然
もっと大事なことは、お客さんから信頼してもらえる職人になれるかどうかだ。


特注のサインは、そのサインを必要としている人のために作るもの。
だから、注文してくれたお客さんの要望をしっかり理解して、『お客様が本当に求めているものはなにか?』ってことを常に考えながら作らなきゃいけません
たとえば、もし、サインを注文したことのないお客さんなら、職人がどんな風に製作を進めるか、その裏側まで知ってもらうことも大切。
そうすることで、お客様もサインに関する知識が身につき、要望も伝えやすくなる。

だから、まずは、お客さんとコミュニケーションをとりなさい。そう教えてもらいました。

職人さん

もし、お客さんが要望を言いにくいような空気を出す職人がいたら、それはプロの職人とはいえない
“頑固とかこだわり”という言葉で胡麻化して、他人の意見を聞こうとしない職人がたくさんいるが最悪だ。

松本さんは、一緒に仕事をする中で、そういうことを私に教えてくれました。

一般的な職人さんのイメージというと、どこか気難しくて、頑固なイメージがあるかもしれません。

・本当に自分の欲しいサインを作ってくれるのだろうか?
・途中で仕様の変更をお願いしたら失礼になってしまうのでは?

そういったことを不安に思われる方も多いようです。
その気持ち、私もすごくわかります。だからこそ私は、質問しやすい環境をつくり、気にかけられる職人でありたいと思います。

松本さんの指南がなければ、私もきっと腕を磨くことだけに集中していたはずです。
危ないところでしたね…

もしかすると、これを読んでいるあなたの周りでも、コミュニケーションが希薄で、タイパ重視。そんなサッパリした現代を生きている人が多いかもしれません。

逆行するようですが、そんな現代だからこそあえてコミュニケーションを大切に生きてみたいと感じるのは、私だけじゃないかもしれません。

「大変」を乗り越えた先に得られる“大きな変化”を求めて

私は、展示会場で幅20メートルもある印刷シートを1人で貼っていた職人に憧れ、この業界に入りました。
それまでは展示ブースを建てる側の仕事をしていたため、サインについてまだまだ浅い人間でした。

そんな私がサインだけでなく、木や鉄やアクリル使った店舗什器を製作するようになったのは、26歳の時です。
お客様から大切な予算を預かり、職人さんのもと、木と鉄で特注の什器を作ってもらうことにしたのです。
その什器は、店舗に飾られる小さなブランドロゴサイン。

小さなロゴサインでしたが、お客様の話やブランドを知るうちにお客様のビジョンが見えるようになりました。
その結果、木の模様や断面、塗装の質感に至るまでこだわった私は、材質を探しに海沿いの卸問屋まで行き数百枚もある板を3時間かけ選び「これがいい」と決めました。
職人さんからしたら、材料のに性質やクセといった専門知識のない私の注文を聞くのはきっと大変だったと思います。
でも、職人さんたちは、嫌な顔一つせず、私の要望を笑顔で聞いてくれました。
それだけでなく、「こうした方がいいよ」というアドバイスや、製法や素材の選び方も一つずつ教えてくれました。

そして仕上がった小さなブランドロゴサインは、とても気に入ってもらえました。
今でも私は当時の感動を鮮明に覚えていますし、そのサインを現在でも使っていただいていることは私の自信にもつながっています。

こうした大変な経験の一つひとつが、今の原動力となっています。

お客様の時間を無駄にしない

サインで悩まれる多くの方は、自分に合った製作所や施工会社探しで悩んでおられます。
過去には、ほかの製作所で高い予算をかけて作ったサインが合わずに、私に再製作の依頼をしてくる方もおられました。

サインを作るということは、費用だけでなく、あなたの大切な時間や気力を使うということです。
打ち合わせ、製作、施工、すべてに時間がかかります。だからこそ、ご自身にあった製作所に出会っていただきたいと強く思います。

もし、うめざわ店装でのサインや什器製作に興味をもたれましたら、お気軽にご相談ください。
うめざわ店装は、サインを依頼したいすべての方にとって身近な製作工房でありたいと思っております。

お問い合わせいただく際は、メールでもお電話でも大丈夫です。
詳しくは、うめざわ店装のホームページをご覧ください 

あなたの仕事がより楽しく、スムーズに、大成することを願っております。

本日は以上です、最後までありがとうございました。

シェアしていただけると励みになります
  • URLをコピーしました!
目次